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映画祭。ギリギリまで行こうかどうかほぼ不眠で悩み、疲労困ぱいの末、ドーパミン放出されまくりなハイテンションで行ってきました。実行委員会の方々スタッフの方々のキラキラした爽やかさにノックアウトですよ!結局行って良かったっス。生まれて初めてサインというものを求められ『普通の字ですよ』と訳の分からないコメントをしてしまいました。でも嬉しかった!東京の映画祭の公募に落ちて関東方面の方々に観てもらう機会がなかったのはとても悔しかったけど、関西のお客さん達の笑い声と何人かの知り合いの方がかけてくださった言葉で報われました。作品を人に観せることに執着するようになったのは何年か前からしたらすごい変化。とりあえず過剰に自分が注目を浴びるような場所がしんどいのと(自意識過剰だね)久々に会った友人と話し込みたい気分もあって、
精華演劇祭へ移動。ZLVZXの解散公演『ドグマ95のための未完の演劇』を観る。男の役者の前頭部坊主で後ろややロンゲな頭と足元ばっかり気になる。アフタートークでPUNKな曲に合わせて踊り出てきた久保さんとガスマスクに拡声器のサカイさんの絡みが気持ち良く、ラストは舞台上に上がらされひと踊り。和民に流れ、恋愛について女3人で語る。帰宅後メールチェックするとカナダに作品がまだ届いていない事が判明。シェ〜〜〜!!!と思いながらソフト立ち上げてテープにダビングするもトラブル続き。明け方にひとしきり準備を済ませ寝ようとする
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11時起床。既に携帯に着信が3件。マンションの排水口チェックの件で朝一番を希望していたのに寝坊。管理人に平謝りし結局12時過ぎにヒステリックな小男とスイマセンばっかり言うぼんやりした大男のコンビが点検に来る。大急ぎで梅田に移動。中央郵便局からEMS(カナダはテロで郵便物のチェックが厳しいらしい)で送ろうとするも相手方の電話番号が分からず。netで調べようとヨドバシのnetcafeに行くが身分証明が無いと使えませんと寝ぼけた事を言われ同居人に電話して調べてもらう。やっとHEPHALL到着。途中入場で『誓いますか?誓います』を観る。涙が出そうになるのを堪えつつ、愛おしい人の死という引きこもりたくなるような辛い状況おかまいなしに権利主張する自称親族の汚らしさを思い出させられる。セクシャリティーや性自認に関係なくヤカラな血縁関係者が居ると身ぐるみ剥がされて相続放棄した方がマシ、な状況は多々あると思うのだが。そーいう犬畜生(犬!ごめん!)な親族が法的になんの関係性も認められない同性カップルの生き残りの方の権利なんぞ屁とも思わん事はよく分かり、やっぱり正月は毎年遺書を更新しなければ、という事とセクマイも家父長制+戸籍制度廃止に向けてなんかすべきやな(ゆっゆるい!)と再確認。上映後
うぱおの中西さんと会いスタバで驕ってもらいつつ、なんで現代美術の現場では無視されるんやろう?とか悩み相談。そこかしこでコネやらなんやら!ヨイヨイ!HEPに帰って海外短編集を観る。『レズビアンの為の10のルール』というような作品がすごく面白かった。主役の女の人の下品さスレスレのはすっぱな感じとコンサバでフェミニンな外見にキュン☆"レズビアンは別れるまで4回はくっついたり離れたりを繰り返す"とか"彼女が元カノに戻るパターンあり"とか個人的にイヒヒヒヒって感じ。秀逸なのは"ひとりのレズビアンの性遍歴を辿れば世界のレズに繋がる"というルールの説明でパーティ会場に居るレズとレズを関係した順に繋いでいったらまん子の形になったのが最高!私は栗とリス部分が良いなぁ〜『ジョージア・オキーフもまっつぁお』って言ってたけど美術界のまん子と言えば
ジュディー・シカゴだよな。幻の『ジュディー・シカゴ祭り』ネーム入りはっぴに豆絞りねじり鉢巻でまん子神輿担ぎたいもんだ。『アリサン』観たんだけどね、本気で途中で出ようと思うぐらい私にはつまらんかったッス。一緒に観てたイトトキさん(ヘテロ女子)が『普通普通観やすいねー』と言っていたことで全てが物語れると思うのだが、、、上流階級のゲイ自覚1年生の人とヘテ有閑マダムとヘテ職業婦人の友情のお話って感じ。インテリアは
『wallpaper』並みにどのシーンもキメキメで赤面。
トラン・アン・ユンみたいなヨーロッパ経由のアジア人の描くインテリアの方が好ましく感じる。深刻な話を水道の蛇口みたいな細さの受話器で話されてもねぇ〜なんだかシュールになっちゃってるよ!最初の風景に絡めたクレジットの長ったらしさからもしや。。。とは思ったけど、展開はインドネシア時間でまぁ〜〜〜ったり、う〜ん辛かった!あんた女装?っていうぐらい無理のあるお化粧の太女子の顔面に癒されつつ意識が朦朧とするのを堪え堪え最後まで見届ける。変態の映画祭でヘテロ向けの教科書のような作品を上映されてもなぁ〜何年か前って5年前か!パラダイスシネマで行われたL&G映画祭で観た
『踊るのよ、フランチェスカ!』みたいな3秒に1回は笑いがあって、なんの躊躇もなくド頭からゲイテイストムンムンな観た後に気持ちが陽気になるような映画が締めの作品だったら良かったのに。カルチャーショックのようなものを受け、ボー然としつつ
"わっしょい"(いい店だよ本当に!厳しくも優しいマスターファン)に移動し、東京から来られたサトキン(って呼び捨て許可頂き済み。色々な場所や映像で観て一方的に知っていた方なので生で喋ってるとこを観れて嬉しかったのですよ)と
松橋姐さんと同居人の葛西さんと大阪組の玲さん+ステファンさん+イトトキさんで遅い晩ご飯。"中性子爆弾が落とされたようなフェスティバルゲート""人ごとではない、雅子さま"など松橋姐さんが素敵フレーズを連発され緊張しながらもユルユルとした雰囲気に。体の無理が祟ったのか胃痛maxで終電ギリギリ帰宅。とにもかくにも色んな意味で刺激を受けた2日間でした。
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7/30、7/31、8/1とIMPホールで行われる
大阪ショートプレイフェスティバルを見に行きます。東京のout-loungeの移動式WALLプロジェクトでご一緒した素敵乙女
"菅尾なぎさ"さん(チケットあーざす!)を観に行くざまス!あー楽しみだ☆